シンガーソングライターの佐野碧さんと中央情報専門学校の留学生がYouTubeライブを行いました!
中央情報専門学校のIT・Web学科のライ アンモルさん(ネパール出身)とチッ ミン ウェイさん(ミャンマー出身)が、5月20日にYouTubeライブでギターの演奏と歌声を披露しました!
きっかけは、4月25日に行われたシンガーソングライターの佐野碧さん主催のHIKARI SONG GIFTというチャリティーイベント。2015年にネパールを襲った大地震から始まった、この佐野碧さんを中心としたチャリティーイベントのために、アンモルさんとミンさんが動画を作成したところから始まりました。
2人の歌と演奏を聴いた佐野さんから、「ぜひ次回はコラボしてライブをしたい!」というオファーを頂いたのです。アンモルさんも、ミンさんも音楽が大好きなので、「喜んで!」ということでライブが実現しました。
ライブの場所は学習塾のナカジュク越谷教室の一角にあるスタジオをお貸しいただきました。学習塾の経営者さん、塾長さん、先生や生徒さんのご協力のおかげでライブは大成功となりました。
まずはミンさんが2曲を披露します。
1曲目は日本の歌。
ミンさんは柔らかく伸びやかな甘い歌声が魅力です。その優しい歌声を聴けばたちまちミンさんのファンになってしまうことでしょう。
2曲目はミャンマーの歌。この歌はミャンマーの国民民主連盟の代表であるアウンサンスーチーさんのために作られた曲とのこと。ミンさんからのメッセージは「2月1日からミャンマーは国軍によるクーデターが起きており、800人を超える犠牲者が出ています。家族や友人が母国で危険に晒されており、学校にも行けません。安心して学校に行けるというのは幸せなことです。皆さんぜひ勉強を頑張ってください」ということ。
言葉がわからなくても、その歌声は私たちの心を打ちます。
次にアンモルさんが2曲を披露します。
2曲ともネパールの曲ということで、たくさんのネパールの視聴者の方から喜びのコメントが届きました。
心はいつもネパールとつながっている、またいつも人生輝いていたいという曲に込められた想いが伝わってきました。
アンモルさんからのメッセージは「今コロナで大変な時です。でも悪い事ばかりに目を向けないで、皆さん家で好きなことをして楽しんでください」ということです。
実際、アンモルさんは長年ギターを趣味にしてきましたが、コロナ禍で家にピアノやヴォーカル、録音機材などを揃えて演奏を動画編集するようになり、さらに才能を開花することとなりました。アンモルさんの音楽にはとても勇気づけられますね。
アンモルさんのギターは力強く、魂のこもった歌声は聴く人を魅了します。
この後、佐野さんが素晴らしいオリジナルソング2曲を披露してくれ、さらに3人でのセッションに移ります。
佐野碧さんと一緒に歌い、演奏するできることを留学生2人がとても光栄に思い、喜んでいるのが伝わりましたし、佐野さんも2人との交流を通じて、さらに今後日本語学校や専門学校の留学生と一緒に2回目、3回目のライブを続けて行きたいと思ったそうです。
ライブの様子はこちらから、ぜひご覧ください!
佐野碧(AOI SANO)with 留学生コラボLIVE – Let’s all enjoy music together –
最後にもう少し、アンモルさんとミンさんの紹介をさせてください。
2人は同じ埼玉日本語学校出身で、同じ朝日新聞の奨学生です。
アンモルさんは先輩の紹介で中央情報専門学校のIT・Web学科に入学し、現在2年生。
専門学校の学修成果発表会では自作の動画を出品。そのクオリティに校内でも高い評価を受けました。
在校中に日本語能力試験 N1にも合格しており、とても多彩で優秀な学生です。
こちらのアンモルさんのYouTubeでは、才能溢れる作品が見られます。
ミンさんは、そのアンモルさんからの紹介で今年IT・Web学科に入学しました。
来日してまだ1年半ですが、動画でもお分かりのように、非常に日本語に堪能で入学前にN1にも合格しています。中央情報専門学校の入学式ではIT・Web学科の新入生代表のスピーチをしてくれました。
ミンさんは日本語、歌が上手なだけでなく、料理も上手。優しく謙虚で気遣いができる周りからの信頼も厚い学生です。
佐野碧さん×留学生のコラボも今後とも応援していきたいですし、アンモルさん、ミンさんの活躍にも期待しています。
関係するすべての皆さま、素敵なライブで、感動をありがとうございました!