AI分野で活躍する先輩紹介:パシフィックシステム株式会社様にAI特別講義をしていただきました!
11月19日(火)パシフィックシステム株式会社様によるAI特別講義をIT・Web学科とAIプロジェクト学科の2年生を対象に行いました。
パシフィックシステム株式会社様はさいたま市に本社を構え、高度な技術を用いたシステムソリューションを提供しています。
本日は、上席執行役員の池田 正紀 様、技術開発室長の清水 勇 様、中央情報専門学校の卒業生でシステムエンジニアとして活躍をしている趙 子帰さんにお越しいただき、特別講義をしていただきました。
講義のタイトルは「ITシステムの開発とAI技術の融合」ということで、AI技術を用いたITシステム開発について、実例をもとに詳しく紹介していただきました。
まずは池田様より、会社紹介・事業内容紹介をいただき、画像認識技術とAIの機械学習の利点や欠点を分析しながら活用をしてきた取り組みについてお話をお聞きしました。
つづいて清水様より、鉱物の粒子を画像で識別し、悪石をAIで検出できるシステムについて、AI技術を用いて課題をどのように解決したのか、具体的にご紹介いただきました。以前はベテランの人にしかできなかった仕事が、AIで効率的に行えるようになったとのこと。
また、AIで画像判定をする際に、精度がなかなか上がらない。そんな時にどのような学習法を用いて解決したかなど、非常に勉強になるお話でした。
これは、生コンクリートを混ぜている映像です。見比べて、柔らかさを肉眼で識別できるか試しています。
どれも同じように見えますね……。
こちらもベテランの人でしか見極められない品質を、AIによって管理できるように製品化した画期的なものだそうです!
最後に、中央情報専門学校の卒業生、趙 子帰さんの登場です。
趙さんは中央情報専門学校でAIを学び、2021年3月に卒業、いま入社4年目のシステムエンジニアとして活躍をしています。
趙さんは自分がいままでに携わったプロジェクトについて、どのように課題解決をしたか、順を追ってお話してくれました。
AIには利点・欠点があります。課題解決にAIを導入するかどうか、その見極めをする必要があります。それを、どのように判断をしたのか、またどのような技術を採用したのか、学生のためにソースコードも見せながら教えてくれました。
そうやって開発された製品は「画像センシング展」や「国際画像機器展」といった展示会に出展した際に見ることができるそうです。
講義を聞いた学生からは、「大変勉強になった」と声が寄せられました。
- AIによる砕石色判別技術を学ぶことで、AIの実用性の高さと幅広い応用可能性を実感しました。自分もこのような技術を活用できるエンジニアとして成長したいです
- データの質やバイアスへの配慮が重要であり、技術や倫理の両面で責任を持つ開発の大切さを知りました。AIの可能性を活かしつつ、よりよい社会に貢献するシステムを作りたいです
- AI導入の可能性と共に、設計や運用、倫理的課題の重要性を再認識しました。この講義を機会に、AI技術を活用したシステム開発に挑戦したいと思います
- 画像分析の分野で働くことのやりがいや、課題解決の面白さを強く感じました。画像分析が、単なる技術的側面にとどまらず、幅広い分野で応用される点に驚きました
多くの学生が、卒業生の趙さんの活躍を見て、仕事のやりがいを感じ刺激を受けたようです。
趙さんの先生、杉村先生も活躍を喜んでいました!
パシフィックシステム株式会社の皆様、有意義な講義を本当にありがとうございました。
中央情報専門学校では、今後も活躍する卒業生とのコラボや、企業様からの実践的で最先端な講義を行っていきます。